子供の歯はいずれ抜けるから、取合えずの歯だから大人の歯とは関係ない、大人の歯さえ良ければ…
そんな事をひと昔前、よく言われたものでした。(皆さんもそんな事を聞いた事があるかも知れませんが)
実は乳歯には

 1. 成長期に食べ物をしっかり噛む事によって身体の成長を促す。
 2. 顎の成長を促し、顔の形を整える。
 3. 発音を助ける。
 4. 永久歯が正しく生えるよう誘導する。

という大切な役割があります。

乳歯が虫歯などで抜けたり欠けたりすると、その為に歯の位置が動いて正しく並ばなかったり、顎の形が悪くなり、それを矯正などで直すのに長期間の時間や手間、費用がかかる事になりかねません。また乳歯を悪くしたまま放っておくと、その下で生え代わりを待っている永久歯がまだ充分完成していないうちにずっと痛めつけられて表面が不完全で汚い状態の永久歯になってしまったりする事があります。


虫歯菌が口の中で繁殖していると、絶えず膿を口の中に飲み込んでいる事になるので無害なはずがありません。
繰り返し喉を腫らして熱を出したり、アレルギーの子供の中には、虫歯が原因の場合がかなりある事が最近明らかになっています。

乳歯は永久歯に比べ歯の表面の硬いエナメル質と呼ばれる部分が薄いため、一旦虫歯になると急速に虫歯が進みやすい特徴があります。得に小さなお子さんは痛みが出るほど大きな虫歯ができるまで自分で気がつく事ができません。

親御さんがお子さんが歯ブラシをした後、必ずきちんと磨けているかチェックして磨けていない所は仕上げ磨きをしてあげて下さい。(汚れが残っている所は赤く染まる歯磨き粉などを使うと更にわかりやすいかも知れません。)成長期のお子さんは育ち盛りですので、3度のごはんだけではお腹がすいてしまうのは当然です。ただおやつ=お菓子ではなく、栄養のバランスが良く、虫歯になりにくい物をあげる様にして下さい。